F・リスト200年の祈り　震災復興支援国際交流演奏会

西川 浩樹

この19日（月）20：00よりUNESCO本会議場Salle1 にて行われました東日本大震災復興支援コンサートには、17日より始まったクリスマスの学休期間、また当日はしとしと降る雨と厳しい冷え込みにもかかわらず、多くの方々にお越しいただき、開場前、スフラン側入り口には長蛇の列が出来ました。雨の中長時間お待ちいただいたお客様には、心から感謝いたします。
次回、機会あります時には、少しでも早くご入場いただけますよう入場方法の改善に努めます。本当にありがとうございました。

演奏会では、バッハ、ベートーヴェン、リスト、ラヴェルの素晴らしいピアノ協奏曲が阿部加奈子、シズオ・Z・クワハラ両氏の指揮により、パドルーオーケストラとC.カツァリス氏の演奏で劇的かつ感動的に奏でられ、最後はカツァリス氏独奏の「さくら変奏曲」で幕を閉じました。客席は大きな感動に包まれており、ブラヴォーの声がやみませんでした。

入場者数：800名弱（ユネスコ関係者等も含むため厳密な数が出せません）

募金総額：2701.7 euros

この募金総額は、在仏日本国大使館を通して東北被災地の復興のために送金されます。チケット売上による収益については、会場手続き等の問題にもよりチケット販売開始が極端に遅くなったため、土日挟んだ演奏会当日には事前予約電話が鳴りやまない状況ではあったものの、会場費含め諸経費を考慮すると、残念ながら収益が出るところまでは達しませんでした。チケットの早期販売開始と皆様への早期情報提供を次回の課題と致します。

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今回、会場運営や事前の情報伝達等では「パリ小町」の皆様、JAL様、齋藤しおり様、韓仏女性協会、パリ市、ロラン・ウォルムス様、在仏日本商工会議所、日本人会、FR Japon、フランス・ニュース・ダイジェスト、ボヤージュ・アラカルト様ほかに多くのお力をお貸しいただきました。楽器提供、技術サポートでは、マドレーヌ公演に引き続きYAMAHA様に大変お世話になっております。ご後援頂きましたユネスコ日本政府代表部様、ユネスコハンガリー政府代表部様、また来年3月までの行事全体へのご後援を頂いております在仏日本国大使館様、在ポーランド日本国大使館様、文化庁様ほかの諸公館・機関様には、多岐にわたるご支援大変感謝申し上げます。

この度は、本当に多くの方々に支えられ、演奏会にお越しになられた皆様の多くが、素晴らしい演奏に喜ばれ、深く満足して帰途につかれましたこと、心より感謝いたします。

来年3月へ続く、≪F.Liszt, 200年の祈り≫震災復興支援国際交流演奏会の活動に今後もご支援よろしくお願い申し上げます。

F･リスト＜200年の祈り＞震災復興支援国際交流演奏会実行委員会
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